錦琵琶の多柱化について

左から新部、藤波、錦穣(八柱)、五郎、東紅風(小弦)

 来る西洋音楽への発展的対応の為に従来の薩摩琵琶を五柱にし、四の糸(最高音)の調子を二音階半上げたいというのは、錦心流宗家永田錦心の発案ですが、後年四の糸を複弦にし五弦化したのは水藤錦穣のアイディアでした。

 また、更に柱を増やす事もへの探求も錦穣は行ってます。札幌の門人、木村雅趣雨氏協力の下、駒を八柱まで増やした琵琶を試しています。ただし、あくまでも歌を主体にした琵琶の場合ここまで必要ないと、結局元の五柱に戻してます。

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