Monthly Archives: 11月 2017

[最近琵琶発達史] 第六章 錦心永田君と一水会(2)

一水会物の始め  松本玉浦という人の書いた「一水会物の始め」を読んでみると一水会の歴史がほぼわかる。

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[最近琵琶発達史] 第六章 錦心永田君と一水会(1)

 私は冒頭第一に錦心流の特色を挙げて誤りを伝える者の蒙を啓きたい(※1)と思っていた。しかるに葛生君の書いた「錦心流の特色」という一文を手にしたからここに転載する。曰く

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[最近琵琶発達史] 第五章 演芸界に立脚した高峰琵琶

高峰琵琶  私はここにその経路の異なった、そうしてかたくかたく演芸界に立脚(※1)している、言い換えれば演芸界独歩の高峰琵琶について叙述しよう。

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[最近琵琶発達史] 第四章 薩派ようやく陣容成る

薩派ようやく陣容成る  事実東都に先駆をなしたものは薩派であった。そしてさしも全盛を極めたのであったが、徒に群雄割拠のていたらくで過ごしたためにはなはだ萎靡不振(※1)の状態に陥った。しかしこれは橘流や錦心流の出現によっ […]

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[最近琵琶発達史] 第三章 御前弾奏の嚆矢*

御前弾奏の嚆矢  これは西幸吉、須田綱義の評伝中にも大体見えるが、最近斯道の発達を促した最大原因なので重複をも厭わず記すことにした。そして「淵源録」と西幸吉君の祝詞を引いて徐述に替える。

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琵琶読本 吉村岳城著 (昭和8年)

薩摩琵琶正派の吉村岳城先生が戦前に著した琵琶奏者必読の虎の巻 (現代語訳) テーマ一覧(目次)はこちらからご覧になれます

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[琵琶読本] 自掲自戒

以前に雑誌現代が「名人達人秘伝公開」という欄を設けて、私にも是非公開せよとの話に仕方なく私は私の戒を書いて送った。それがこの「自掲自戒」である。それを今再び載せることにしたがもちろん私は道程にある者で、名人でも達人でもな […]

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[琵琶読本] 某会を聴くの記(下)

 今度はこの会の代表的弾奏者Hである。 「旅順開城 H」  とビラが出ると場内はたちまち拍手が猛然とわき起こる。

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[琵琶読本] 某会を聴くの記(中)

歌の経緯  また考える。  襦袢を着ていたのを止して半袖シャツへと着替えるととても暖かい。ところがそれをさらに長袖シャツへと着替えると今度は前よりも暖かくなるが、腕が温かくなっただけその代わりに背筋が寒くなる。歌でも一句 […]

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[琵琶読本] 某会を聴くの記(上)

 これは私の門下の研究資料として書いたもので公開すべき性質のものではないけれども一般にも研究資料になると思って特に記載する訳だが弾奏者に敬意を表して名前を出さないことにした。

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