[1933]琵琶読本

芝書院「琵琶読本」とは薩摩琵琶の吉村岳城[1888-1953]先生が昭和8年7月に上梓した広く琵琶に関する読み物です。当サイトでは先生の偉業を尊重しつつ旧仮名使いを読みやすく直してここに掲載しております。 文責 藤波白林

琵琶読本 目次
はじめに

薩摩琵琶の歴史のあらましと批判及びその要素
その1

・歴史は観念の学問
・雅楽琵琶の家元
・平家琵琶
・薩摩琵琶
・薩摩琵琶の生みの親
・薩摩琵琶由来記
・陣中に於いて琵琶を以て祈祷の縁起
・島津日新祭の生い立ち
・日新斎の母「常盤」
その2
・赤十字思想
・子弟教育
・士の風儀
・立国策を明示す
・愛人撫民
・親分学
・日新斎の孝心
・薩摩論語
・人材登用
・政治は総合芸術
その3
・薩摩琵琶生まる
・創作に対する意見
・楽器の改良
・日新斎作歌
・士踊・天吹
その4
・薩摩琵琶は領外へ出すべからずとの御沙汰
・朝令暮改
・近思録崩れ
・島津斉彬
・民心の変還は歌に現る
・昔日の歌と当時の歌との比較
その5
・町風琵琶
・町に於ける琵琶師匠の元祖
・亡国琵琶の衰徴
・篠崎五朗氏琵琶を奨励す
・妙壽
・文部大臣森有礼琵琶を中学の正科にせんとす
・帝国琵琶
・錦心流琵琶
・薩摩琵琶の神髄
・錦琵琶
・橘流筑前琵琶
明治大帝と薩摩琵琶
武将と琵琶
師を選べ
調子及び柱
絃を伸ばす時の注意
姿勢
撥を当てる場所
撥使い
絃の締め方
弾法を完全に覚える近道
音階と徐韻
撥使いについて名人の話と実例
撥さばきの練習法
チャチャンの撥
絃を惜しむ損害
弾法練習の時の心得
弾法譜本を利用せよ
歌と弾法の関係
弾法の役目
弾法の用途
妙寿流の弾法
間口奥行
あしらい
弾法に於ける「崩の手」は芸術上より見たる堕落に最も可能性がある
絃に対する不注意を戒む
文法と会話
声の養生と修練について
美声家の不注意
歌のうたい方について
発音についての注意
読み方を正しく
芸の角
歌についての意見
才子の才負け
師の芸を聴く機会を逃すな
自己を育てよ(1)
自己を育てよ(2) 
素人の稽古に対する考えについて
婦人の芸について
楽器に対する観念
琵琶はどんなものが佳いか
婦人用の琵琶
琵琶の材料
覆手の材料
聴者は不言実行者
雲右衛門の偉かった点
流石に延寿太夫
某会を聴くの記(上)
某会を聴くの記(中)
某会を聴くの記(下)
自掲自戒
以下は譜面と歌詞のため割愛
薩摩琵琶岳城流弾法図解-全
秘新曲

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