椎葉の月 水藤錦穣/藤波櫻華

表題の曲は平家落ち武者の里を扱った演目。民謡のひえつき節を前後に挟んだ、琵琶歌としては異色の演目で。民謡の素養が皆無な錦穣に藤波主導で節付けをした為、この曲は藤波櫻華作曲”水藤錦穰補曲”とクレジットされている。音源は2人の相吟で昭和30年代東京で録音、北米(ロサンゼルス)でラジオ放送されたもの、歌詞に敦盛の一節が足されている。

那須與一の弟那須大八宗久は、平家の残党討伐のため鎌倉より日向の国椎葉村へ遣わされるがもはや平家に再興の意思なく、静かに暮らす落人のために宗久は平家は絶えたと鎌倉に報告をし、自身は村娘鶴富姫を娶るのだった。作 原田謙次

[音源-椎葉の月NHK北米 水藤錦穣/藤波櫻華]

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