Category Archives: 琵琶読本

[琵琶読本] 読み方を正しく

 発音の他にもうひとつ注意せねばならないのは読み方である。正しく読む中にもまた、仏語(仏教用語)は仏語としての読み方があるし、漢語は漢語としての読み方もある。

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[琵琶読本] 発音についての注意

発音には充分の注意を払っていただきたい  発音について、かつて私にこんな事を言った人があった。 「一度や二度ぐらい聴いて分かるような歌い方では駄目だ、度々聴いているうちに分かるようになるのが良い」  これを聞いた私は、あ […]

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[琵琶読本] 歌のうたい方について

 確か西郷南洲(隆盛)翁だったと記憶しているが、「人と語るのに語尾に力のこもっていない者は軽薄者である」と言ったが実に至言(※1)である。また古人は「終わりを完う(※2)する」ということを教えている。

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[琵琶読本] 美声家の不注意

 昔から「一声ニ節」といって声は大切なものとされてはいるが、実際声の美しい人は1割方利がある。けれども美声家には油断が多い。油断の結果が知らず識らず邪道に陥る。これは自惚れと梅毒(かさ)つけとが人間につきものである以上免 […]

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[琵琶読本] 声の養生と修練について

 声の養生ということについては、すべて声を使う人達はみな相当に注意を払っているが、その養生法は人々によって相違があるのでこの方法が良いとは一口には言えない。例えば昔からナスの漬け物は咽喉に悪いと言われているが、私は平気で […]

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[琵琶読本] 文法と会話

 弾法には「切り」、「中干」、その他にいろいろな手がある。それを私が以前出版した弾法図解を見て短い手だと言った人もあったし、長すぎると言った人もあったので、私は世の中はさまざまだと思った。  そして、私の弾奏の時にその弾 […]

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[琵琶読本] 絃に対する不注意を戒む

 薩摩琵琶を弾くときは諸君も知る通り、押し干が多いだけに多く絃を締める。その締めるのには木でできた柱と弦と擦るのだからはなはだ傷みやすい、そして三味線の如く絃を爪で抑えるのではなく、指の腹を使うから汚れやすい。そこで常に […]

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[琵琶読本] 弾法における「崩れの手」は芸術上より見たる堕落に最も可能性がある

 くすぐったいお世辞以外、誰だって褒められて悪い気のする者はあるまい。褒められて喜ぶということは人間の持ち前の情であるが、これが弱みとも言える。そこで多くの人から沢山の拍手が起これば嬉しくなるのも否めないだろう。

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[琵琶読本] あしらい

「あしらい」とは、歌を一句うたうと一の弦と三の絃をトン、トンと打つ、あれを指していうのである。気をつけているとよく分かるが、一句歌うと必ずやる。

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[琵琶読本] 間口と奥行き

間口と奥行き 正宗は名刀の随一と称されてはいるが、切れ味を試した記録がない。けれども確かに切れると誰もが証明している。他の刀はほとんど記録されてある、そしてそれらの刀は横っ腹で切ったのは一つもない。みんな刃で斬っている。 […]

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